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東工大ニュース

3大学が連携して取り組む「集積Green-niX研究?人材育成拠点」が文科省次世代X-nics拠点に採択

公開日:2022.05.18

東京工業大学、豊橋技術科学大学、広島大学の3大学により、日本の半導体産業の復興を目指すため立ち上げられた「集積Green-niX(グリーンニクス)研究?人材育成拠点」が、文部科学省の「次世代X-nics(エックスニクス)半導体創生拠点形成事業」の対象拠点として4月12日に採択されました。東工大が代表機関、豊橋技術科学大学と広島大学が中核連携機関として連携し、革新的半導体集積回路の統合的研究開発と、それを俯瞰的にマネージメントできる人材の育成に取り組みます。

東工大本館

「集積Green-niX」とは、グリーン関連市場の市場創造の変革を起こすために、低消費電力化、低環境負荷化という新たな製品?サービスに不可欠となるグリーン貢献度に対する評価軸を加えて、材料、デバイス、回路、システム化技術等を研究し、さらに集積化技術により新たな価値創造の実現を可能にする半導体集積回路の統合的研究開発領域、と定義しました。本拠点では、この集積Green-niXこそが大規模な市場のゲームチェンジを成し遂げられる理念である、との立ち位置から3大学が中核となり活動を強力に推進します。
さらに、人材育成の観点からも、大学?高専及び企業においても集積Green-niXを多面的にけん引できる「LSI(Large Scale Integration:大規模集積回路)イノベータ」の大量育成を目的として、本拠点に参画する大学?教育機関や研究機関、企業と有機的に連携することを予定しています。

拠点概要

拠点名称

集積Green-niX研究?人材育成拠点

代表機関設置部局

東京工業大学 工学院

代表研究者

  • 拠点リーダー:東京工業大学 工学院 電気電子系/教授 若林整
  • 拠点サブリーダー:豊橋技術科学大学 エレクトロニクス先端融合研究所/所長?教授 澤田和明
  • 拠点サブリーダー:広島大学 ナノデバイス研究所/所長?教授 寺本章伸

コメント

国立大学法人東京工業大学 学長 益一哉

本プロジェクトは、日本の半導体産業競争力の維持強化のためにオールジャパンのアカデミアの英知を集結するための戦略的拠点の活動を支援するものであると考えております。本拠点が、グローバルなグリーン化に資するための半導体集積回路技術の研究開発と人材育成を掲げ、東京工業大学が本プロジェクトの一翼を担う機会を得たことは光栄であると共に、重責でもあります。本学は代表機関としての責務を果たせるように本拠点の活動を積極的に支援してまいります。

国立大学法人豊橋技術科学大学 学長 寺嶋一彦

豊橋技術科学大学は、これまで「エレクトロニクス先端融合研究所(EIIRIS)」において、半導体集積回路とセンサ技術やナノテクノロジーなどを融合させた異分野融合研究を推進してきました。また、半導体デバイスの設計?製作?評価までを一貫して行うことが可能な施設「LSI工場」を活用して、長年にわたり実践的な集積回路技術者の育成を進めてきました。今後は、本プロジェクトにおける中核連携機関として、これらの活動をさらに深化させ、革新的半導体集積回路の研究とLSIイノベータの育成を継続的に推進してまいります。

国立大学法人広島大学 学長 越智光夫

広島大学は、1986年以来35年以上にわたり培ってきた半導体研究と人材育成の経験を活かしてプロジェクトの一翼を担うとともに、本拠点活動を中心とした半導体研究と人材育成を強力に支援してまいります。また次世代X-nics半導体創生拠点としては西日本で唯一の地域拠点であり、中国?四国?九州地域での半導体関連企業とも深く連携を取りながら、本プロジェクトを推進してまいります。

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